末は博士か大臣か

 昔は立身出世のたとえ、末は博士か大臣と言われたものでした。仕事柄周りには博士号を持った人がたくさんいます。日の当たる業績もあれば地味な基礎研究もあり研究者の探求には頭が下がります。偉人伝に挙げられるような博士でも破天荒で人間味あふれる人がたくさんいたと聞きます。また近頃何かと大臣が話題になっています。さすが博士と違って身近には大臣は見当たりません。ご存知のように非常に責任は重いけれどすごい力もあり特権もあるそうですが気骨のある大臣が近頃いないように感じるのは私だけでしょうか?近頃の若者には立身出世は無縁かも解りません。

洋食屋さん

 昨日は町内の清掃日でした。来るべき梅雨後半の大雨に備え排水溝まわりを整理また雑草の処理をしました。休日の早朝にも関わらず皆さんお出になり無事作業を終わることができました。短い時間でしたが慣れない仕事で汗をかき、あちこち痛くなりました。そこで思い立ったのが温泉、勿論近場の日帰りで天然かけ流しを探して行きました。国道一号線を走りとある温泉に浸かり癒されました。帰りはすっかり日が暮れて夕飯時偶然入ったのが時代を感じる洋食屋さん。お奨めをいただきます。スープからデザートまでどれも手を抜いてない。美食家でない私でも感じます。きっと名のあるところで修業されたとと思います。お値段もファミレスに近くびっくりします。昔どこにでもあった町の洋食屋さん、何か特別な日にしか行けなかった子供の頃を思い出し機会があれば是非寄ってみます。

 

 

獣医師不足

 狂犬病予防注射、フィラリア予防もひと段落。私どもやっと落ち着いてきました。梅雨に入ったはずなのに一向に雨が降りません。庭の紫陽花がかわいそうなくらい元気がありません。ところで最近獣医学部新設の話題で持ちきりです。獣医師の仕事は主に学術研究職、公務員、臨床、一般職に分かれます。いま問題になっている獣医師不足とは、大動物の臨床、公衆衛生、家畜衛生を希望する人が少ない現状のこと。毎年小動物ペットの診療に獣医学部卒業者の半数近くが従事しています。入学の際には8割小動物の診療希望、しかしその希望先の小動物診療所は過密飽和状態で、開業を断念する者も多いと聞きます。特に大動物(牛)臨床獣医師の必要性から、北海道江別市雪印?が肝いり開校した大学でも都市部の大学と同じく小動物臨床希望が多い。今や動物病院も余儀なく廃業せざるを得ない時代を迎えようとしています。本来ならば家畜衛生、公衆衛生が獣医療の主ですがその待遇が悪いのも一因でしょう。また自治医大産業医大のような特化した学部を作る、自治体が確保のために奨学金を出すのもひとつかと思います。今後の動静を見ても獣医師は足りていくと考えます。日本獣医師会は早くから新設を反対しています。一部では教員不足から統合を視野に入れている今、160名の学生を募集するとは大胆な話。少子化獣医学部人気の陰りもありどうなるのでしょう?心配します。もし生まれ変われることが出来れば大動物の診療をしてjみたいです。

雛鳥

 先日雛鳥を診ました。どうも路上で保護、それも人通りの多い場所と聞きました。 保護された方は大けが、骨折を心配されたようですが巣立ちの際のアクシデントと思われ少し時間が経っていましたが問題ないと判断元の場所に返してもらいました。きっと親鳥は落ちた雛に餌を運んでいた事でしょう。また困ったことがあれば診せてくださいとお話ししましたが連絡がないのはうまくお母さんに再開できたのでしょう。今の季節野鳥の雛が落ちてることありますが多くは今回のように巣立ちのアクシデント、周りには親鳥がきっといる筈、連れて帰らないようにお願いします。ちなみにその雛鳥はカラスでした。

新緑の候

 連休を過ぎ暑い日が続きいよいよ蚊の発生をみるようになりました。狂犬病の注射はもちろんフィラリア予防と忙しい時期で来院される皆様方に大変ご迷惑をお掛けしています。半年ほど療養していたアオバトを山に放鳥しに行ってきました。ついでに川を覗いてみます。当然釣竿持参で。せせらぎを聞きながら緑の中、数時間ですが心落ち着きホッと一息つきました。釣果は推して知るべし、貧果でしたが楽しい時間休日を過ごすことができエネルギー?をもらってきました。アオバトさん今頃きっと元気に生活している事でしょう。

春の予防注射

 狂犬病予防注射の頃になりました。ワンちゃんにはまた災難?義務のない猫さん達は恋の季節も過ぎのんびり、ホッとしたところでしょうか。近頃は公園での集合注射よりも病院で済まされる方が多く登録、済票を行政で受けるのに手間がかかりました。今年度からは病院でも発行できその場でお渡することができるようになりました。混雑する際は多少の時間の猶予をいただくと有り難いです。また注射前には体調など気になることがあればお申し付けください。

桜の季節

 今年の桜は少しご機嫌斜め?例年に比べ遅く感じます。あちこち覗いてみてもまだちらほらと三分咲きから五分咲き程度でした。これから満開から散り初めまでとしばらく楽しめます。先日元スタッフが訪ねてくれました、それもかわいい赤ちゃん一緒で。しばらくぶりで懐かしさよりも驚きました。積もる話より新米ママさんと新生児に顔もほころびます。毎日病,死に直面する仕事で新しい誕生を見る機会が少なくこの上なくうれしい限りです。またこのお子さんがこれからの日本を背負ってもらうかと頼もしく喜びも一入です。桜の季節にふさわしいうれしい一日でした。