芋栗南京

 朝晩やっと涼しくなりました。暑いと言ってもやはり9月初秋です。これから収穫の秋、おいしい食べ物が目白押しです。デパートではもう当地名物の栗きんとんが登場と聞きます。そこで思い出したのが芋栗南京という言葉です。若者にはなじみがないと思いますがそもそも江戸時代の作家井原西鶴が言った女性の好きなもの。芝居、芋,蛸、南京〔南瓜〕から来たらしい。いまでは蛸に変わり栗も言われます。確かに皆甘くほくほくした共通点があります。近頃は時代のニーズにあわせ品種改良されどれを食べても男の私でもおいしい。特に南京〔南瓜〕は食べる機会が多くより強く感じます。今はほとんど西洋の品種で従来の日本在来種を見る、食べる機会が少なくなりました。面取りされた独特な形、ねっとりしたほのかに甘い食感が懐かしい。この在来種が食卓に出るのを待ちますがなかなか登場しませんのでお願いしたところ道の駅、農協の直売所?でゲット。久しぶりの出会いに感謝、ありがたく味わいました。時代とともに消えていく品種も少なくありません。でも細々と栽培され残っているのはうれしい。

さて今度は芋、栗と順に美味しく食べられるのが楽しみです。