梅雨入り

 今日から六月です。記録的な暑さに辟易したここ一週間でしたが九州地方が梅雨入り、当地方も平年並みの気温で一息ついたところでしょうか。田んぼに水が入り渡る風が心地良い、若い稲が靡くその姿に心もとなく手を差し伸べたくなります。やがて逞しく育ち秋には美味しいお米がたわわに実ることでしょう。また蛙の鳴き声も聞きますがまだまだ名調子には至りません。稲の成長とともに賑やかになりうるさくも感じる時もあります。街にいるとその鳴き声を聞くことができなく久しぶりで何故か嬉しく懐かしいのはいつまでも残る日本の原風景の一つだからでしょう。オタマジャクシ、アメンボ、みずすましと水中の喧騒さを想像しかって夢中になって田に入り叱られたこと思い出します。これから夏の夕暮れ、田舎の縁側でぼんやりした贅沢なひと時を過ごしてみたいです。