またまた誤飲誤食

 食欲の秋 お腹が空きます。まして育ち盛りの世代は欠食児童のように何か食べ物を探しているようです。ワンちゃんも然りそのチャンスを伺っています。先日も誤食というよりもご馳走を横取りした子がありました。飼い主さんが楽しみにしていたフライドチキンあっという間に食べたられたそうです。レントゲン写真では大きな裂けた骨がくっきり、さてどうしようと思案。開腹も考えるが取りあえず内視鏡からの摘出を試み何とか取り出し飼い主さんはもちろん私どもも安堵します。よくある誤飲誤食、度々遭遇しますが催吐処置で済むもの今回のように内視鏡処置、場合によっては開腹手術をすることもあります。いずれにしても予防が一番既往歴のある子は特に気を付けてください。

 

 

 

 

秋空

 お彼岸を過ぎ日の暮れるのが早くなり日差し、庭の花々にも秋を実感するようになりました。しかしまだまだ暑いが続いておりワンちゃんの散歩も油断できません。空には未だに積乱雲が現れることしばしば、この時期には澄み切った青空が見られたはずと記憶しているのですが?またひこうき雲この頃からクッキリと見られ益々秋の訪れを感じます。飛行機といえば当医院から小牧空港へ降りる機体がはっきり見ることができる。以前は国際空港として各国から離着陸多く賑やかでしたが今はフジドリームライン一社だけになり少し寂しい気がします。でも色彩鮮やかな機体が我々の目を楽しませてくれる。常滑中部国際空港に変わりもう20年も経ちました。数あった飛行機の中でもジャンボジェットの姿、爆音は今でも覚えています。明日から10月、午後六時にはすっかり暗くなります。南の方角から飛行機ライトとエンジン音で時刻を知らせてくれる、自動車に負けじと家路を急ぐようです。その機体からのサインは日々の暮らしの一部になり診療時間が過ぎ午後8時を過ぎればほぼ定刻に札幌から高知から青森からと続々降りてきます。そして最終便の着陸、午後9時半となれば秋空も静かになり秋の虫たちの独擅場、その澄んだ声に聞き入り明日の平穏な秋空を確信します。

食の難民

 普段はお昼は院内でいただきますが訳あって外食することが多くなり困惑しております。毎日与えられた食事をただ空腹を満たすだけと言ったらきっと家人は怒りますが仕方なくある日食事に出かけました。さてどこへ行こうか思案、そこであまりお目にかからないラーメンを食べてみることにしました。あるお店に入ったところ食券をと言われウロウロ、前の若人に習って何とかゲットし席に着きます、これからも試練が始まり、麵の硬さは、味付けは、油は?聞かれます。でもやっと口にできましたがおいしかったかあまり記憶にありません。別の日違うラーメン屋へ行きました。何十年ぶりで懐かしく感慨深い、モニター画面がありタッチするが反応なし、お店の方こちらでご注文をと言われホッとするが今度は呼び出しの機械を持たされ待つことしばし、ブルブルと鳴り慌てて取りに行きやっと食べることができました。私の好きなエスニック料理店ではどこでも席に着けば片言で注文を取りに来てくれるので安心して食べられるが毎日ではお腹に重い。楽ちんなのはスーパーのお弁当ですがゴミが出るのが難点。どこへ行くか私にとって大変な仕事で憂鬱になります。サラリーマンの方々は毎日お昼はどうしていらっしゃるのでしょうか頭が下がります。いっそのことお昼を抜いてしまおうかと思いますが空腹には勝てません。毎日同じお店同じものをみつければと日々模索しております。

ラジオ体操、その2

 ラジオ体操のメロディー変わらず毎朝聞こえます。何気なく聞いているので第一か第二か定かではないがその場に居合わせればどちらでも構わず自然と体が動き始めるでしょう。ところで第三があるのをご存知ですか?私も知りませんでした。一度確認聞いてみたいです。作曲者第一は藤山一郎、作詞藤浦洸、第二は團伊玖磨、第三は橋本國彦とあり錚々たるメンバーで改めてじっくりと聞いてみても面白いでしょう。また全国地方版もありナレーションがお国言葉でもちろん名古屋弁?もあり懇切丁寧に指導してくれます。これも一緒にお聞きになってはいかがでしょう。調べ始めるとラジオ体操一層愛着がわきます

SFTS

 SFTS(重症熱性血小板減少症症候群)最近話題になっているペットからもうつる伝染病です。最新情報(8月10日)では昨年度の患者数をうわまったとのことです。2011年中国で発見2012年には日本でもみられ西日本から今では北海道まで感染があると報告されています。ご存知の通りダニが感染源でそのウイルスを持ったダニに嚙まれることによって感染します。野山で直接ダニに嚙まれる場合、ダニに嚙まれて感染した犬や猫から人にくる場合、感染者から直接があります。死亡率は30%にも達すると言われる怖い伝染病です。潜伏期間は5日から14日ぐらいと考えられ発熱、全身倦怠感、消化器症状など重症化すると死亡に至る場合もあると言われます。この地方では豊田市の死亡例は山仕事で直接ダニに嚙まれて感染したと考えられ、また三重県での死亡例は感染した猫を治療中猫から感染した獣医師です。そこで問題となるのは予防ですがまだ予防注射はなく感染する機会を避けるのが賢明。野山に出かけるときは長袖 長ズボン、手袋、首にタオルなど巻きと肌を露出しない服装にする、お家の犬、猫にも感染しないようにはダニ予防薬の投与、濃厚接触をしないように心がけるとよいでしょう。

 

 

ラジオ体操

 長い夏休み、残り少なく数えるほどになりました。これから残った宿題の片付けをしなければとお尻に火がついて慌てている子供もいるでしょう。かく言うわたしにも身に覚えがあり人様に偉そうなこと言えません。夏休みといえばラジオ体操に盆踊り、私たちの子供頃貧しい時代、どちらかと言え楽しさよりば景品目当て?に行きました。かつてどこでも見られた盆踊り今ではすっかり見かけなくなりました。特にコロナ騒ぎからは特に数少なくなり遠征する方もあると聞きます。ところでラジオ体操戦前1928年から国民の健康増進のために始めたらしい。いつでも毎朝6時30分から放送されていますが夏の風物とも言われ公園で町内の恒例行事として開催されています。今でも子供会行事として日数は少なくなりはしましたが皆勤賞なる景品もあるとは聞きます。ずいぶん昔の話ですが私たち町内では学用品が多かったと記憶しています。朝メダカの世話をしていると近所の公園では人の集まる声が聞こえお馴染みの音楽が始まります。老若男女体操をしている姿を想像します。やがて静かになれば6時45分頃、また暑い一日の始まりです。

 

 

タイムスリップ

 お盆を過ぎてもまだまだ暑い日が続きます。この頃になれば朝夕は過ごしやすくなるはずなのにと恨み言も出ます。その暑い中面白い所?以前からの前を通るたび気にはなってはいたんですがチャンスがなく今回初めて子供らに連れられて行ってきました。すでにお出かけ、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますがレトロでんしゃ館(名古屋市市電、地下鉄保存館です。JR鉄道館名古屋に比べれば小さくこじんまりした施設で何故か日進市にあります。古い車両に馴染みのない若い家族連れがほとんどでした。懐かしい電車が並べられ自由に乗車できかつて揺られて通学したのを思い出しました。市電がなくなって50年も経ったのにはビックリ。座席に腰を下ろすとチンチンと発車し体に残る振動を思い出します。私一人が夢中になり若き青春時代の郷愁に浸っておりました。また初期の地下鉄黄電もあり栄まで重い鞄と共に満員電車に身をゆだねたことも覚えています。懐かしの時間にタイムスリップしませんか。地下鉄赤池駅に近いR153線沿いにあります。ご興味のある方は是非ともお出かけください。