秋の珍客

 虫の声に秋を感じるころになりました。以前も書きましたがフィールドへ出かけ耳を澄ましてじっと聞き入るけれども童謡、虫の声に歌われるエンターテイナー達を探すのは難しい、今の時代ネットショップ容易に手に入る。ポピュラーなキリギリスからクサヒバリまで。先日この話をしたところわざわざ遠方よりクツワムシを頂きました。久しぶりにその姿を見、嬉しく夜が来るが待ち遠しく餌はもちろん籠も準備し鳴き始めるのをいまかいまかと待ちました。ついに開園時間が来た、ガチャガチャとうるさい程の音量で懐かしく聞き入る。家人は風情もなくうるさいだけと一言、確かに住宅街では少々気が引けるが一生懸命に頑張って鳴いてること応援したくなる。毎晩その声で無事を確認、その後なんと連れ合いまでも頂き何とか子孫を期待し、泣く泣く夫婦仲良く暮らせる場所にリリースし来年を期待しています。うれしい秋の珍客でした。

hが以前ほど聞けなく

 

涼しくなり夜長を楽しむ 先日

垂涎

 

鰻を思う

 昨日は土用の丑の日、御多分に漏れず当家でも鰻を食べさせてもらいました。魚好き,鰻好きの私にとっては複雑です。数日前買い物にスーパーへ出かけましたところ鮮魚売り場はもちろん特設売り場に所狭しと蒲焼きが山積みされビックリ。よくもまあこれだけの量が集められるかと更に驚きます。色んな技術の積み重ねのおかげでしょうがその分だけ鰻が犠牲になっているのでしょう。果して残らず売れ尽くせるのか心配になります。昨今絶滅危惧種と叫ばれ種の保存が問題となっていて近い将来食べられないようになると言われています。ご存知の通り完全養殖できず従来通り稚魚を捕獲それを養殖されて市場に出回っている状況です。国も本腰を入れ研究やっと完全養殖にできたがまだまだ商業ベースには至ってはいません。今では鰻取りはご法度?天然物を口することはほとんどできなく以前良く取れたころが懐かしいです。謎めいた生態、海へ下り産卵、また稚魚たちは遠くはるばる海流に乗ってやってきたと思えばなお更愛おしく感じますがわたしの身勝手な食欲、これからもできればおいしくいただきたいものです。

 

 

 

どようの

バードウオッチング

 梅雨に入り鬱陶しい日々が続いています。今朝通勤途中の出来事、そこで目にしたのは田んぼの中のカルガモ。いま流行りの農法ではなくただ遊びに来ていたのでしょう?一杯に水を湛えた田園風景懐かしい景色です。これからグングン生長する稲がが楽しみです。私に気づいても動じません。たまたま食事の一環でふらり寄ったのかもしれません。幸運なことに午後にはキジに出会いました。無心にえさをついばんでいる様子、これも車の窓越しですが色鮮やかな容姿に感激。視線が合っても平然とし流石日本の国鳥と頷くばかり。しばし時を忘れ眺めます。偶然とは言え出会えた事は嬉しくまた楽しい時間が持てたことに感謝。これは雨空で警戒心が薄れていたのでしょう。日頃見かける鳥たちはもちろんこんな近くでもバードウォッチングができます。気楽に鳥の観察をしてみませんか。

 

ベリー

 昨日の風雨にはびっくりしました。恵みの雨にしては多い気もしますが植物たちは生き生きとし緑が清々しい。先の日曜日ひさしぶりに河原へ駄犬お供に出かけました。というのも桑の実が熟し始めたとの情報があり勇んで行ってきました。ところまだ早く残念、数年前ジャムを作りその楽しみにはまり今年もと考えて意地汚く袋まで用意したのに。でも河原は建設省の管轄、勝手に採るのは?お蚕様の大事な餌桑の木、あちこちに見られた桑畑がなくなり河原に自生している次第。毎年楽しみにしている人もいらっしゃるようです。親子で摘んでその場で食べる姿を微笑ましく見、また食文化の継承と感心します。若い人にその実を見せてもほぼ判らずベリーと若い世代のお洒落な感覚の答えがありました。確かにモルベリーとよばれ西洋ではジャムやシロップに利用されているようです。童謡赤とんぼ、山の畑の桑の実を摘んだは・・・・とあり郷愁を感じるのは私どもの世代でしょうか。さてお天気を見ながら再度採集のチャンスを伺っております。

甘みを堪能

 

 

 

 

薬屋さん

 ゴールデンウィークが過ぎやっと日常生活も落ち着きましたが当クリニックでは予防注射、フィラリア検査に忙しくと皆さんにお待たせすることが多くご迷惑をおかけしています。そこで数年前からこの狂犬病の予防注射とフィラリアの検査に限り4月から6月まで17時時から18時までの夕診前に予約制にしています。まだご存じない方もいらっしゃるようです。当日の朝にご連絡ください。ただしご希望に添えないこともありますのでその際にはご容赦ください。話は変わりますがよく薬屋さんの訪問を受けます。皆さん気を遣って診察時間外が多いのですがいつもタイミングがよくいらっしゃる方もあれば必ず間の悪い時間を狙ったかのように顔を拝見する方がいます。当然のこと悪気があるわけでもないのこれはもう神様のいたずらとしか思えません。でも皆さん良い方ばかりで助けてもらっています。

恋の季節

 桜が散り今はハナミズキが賑やかに咲き誇ってます。また街路樹も待ちかねたように芽吹き新緑まぶしく暑さを感じる季節となりました。どうしても家にいると景色が見えなくその変化に驚くことしきりです。色々な恋が始まる、鳥たちは美しいさえずりで我々をたのしませてくれます。昨晩庭で我が家の家守(ヤモリ)に遭遇。しかも大小2匹、暗闇の中でビックリ、ドッキリ慌てて写真をと用意して戻ると姿が見えません、きっと彼らもさぞかし驚いたことでしょう。今から思えばお楽しみのところだったと想像します。そうかそんな頃かと感慨深い。しばらくすれば可愛い子供たちがちょろちょろとあちこちで見られるようなり楽しみです。久しぶりの嬉しい夜でした。

 

 

トイレ

 大寒です。寒いかなと思えば暖かい日もあり何か拍子抜けします。暖かいのはありがたいのですがしっぺ返しが来なければと変に心配します。能登の大地震、未だに復興の兆しも見えず被災者の耐え難いご苦労に心痛みます。誰しもが迅速な対応を期待していますが遅々として進んでいないような気がするのはわたしだけでしょうか。断水がまだ続きお風呂炊事はもちろんトイレにも不自由と聞きます。普段何気なく使うトイレ、水と電気に頼らないと稼働しないこと今更ながら知りました。確かに今は便利だし衛生的で昔懐かしいトイレを知る人も少なくなりたまに遭遇するとこんなに窮屈で不便かと痛感する次第です。話変わってワンちゃん猫さん動物たちはどうでしょう。ほとんどが室内飼になりシーツにシステムトイレで用を足す子が増えています。でも一部は野外で済ます子もいますが皆さんご存知のように糞尿の始末をする方がほとんどで以前のように踏んだり見ることも少なくなりました。彼らは自分たちのトイレ事情をどう考えているのか聞いてみたいものです。そう云えばある作家さん犬が糞をする顔が侘しくこの上なく好きだと書いてあったのを思い出します。