お知らせ

 ご覧のとおりホームページが変わりました。もうすでに変わったねとお声をいただくことがありビックリしています。このブログもこまめに更新しなければと感じます。

4月になり新生活の始まりです。今朝、真新しいスーツ姿の社会人を見、春をなおさら実感します。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、スタッフの入れ替わりがありました。獣医師と受付の2名が昨秋から辞意固く3月31日をもちまして退職致しました。皆様方には大変よくしていただきました。色々な方との出会いがあり、時にはお叱りをいただくこともあり、彼女らの生き方にもヒント、財産となることでしょう。私からもこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

またこれから繁忙期になり、新しいスタッフ共々不馴れで何かとご迷惑をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします。

初鳴き

 数日前から目覚めの床から鶯らしき鳴きを聞くようになりました。新聞によると平年よりも3日早い初鳴きと記されていました。まだまだ名調子にはほど遠く応援したくなる鳴きです。暖冬で騒がれた今季は何かにつけ早めのうれしい便りばかりではなく、野菜にまつわる困った便りもあるようです。さてその鳴きのメカニズムは? 自然界での摂理、日照時間による性周期が決まり、また縄張りとしての鳴き。地方によって鳴きが違い、まるで方言をみるようです。鳥文化としての鳴き合わせ、付随する芸術性あふれる御殿籠、日本画と鶯にまつわる話が広がります。

研究発表会

 動物看護学院の研究発表会を参観しました。例年卒業を前に授業の一環として学生さんたちに自主的に各自テーマを決めて発表させます。名古屋市獣医師会、協同組合が運営する名古屋動物看護学院で動物看護士を養成する専門学校です。年齢,学歴さまざまで毎日真剣に学んでいます。今はお役御免になりましたがかつてお世話をしたご縁で入学式、卒業式、試験と出席させてもらっています。発表会の内容は看護のプロと飼い主の間に位置する観点で興味深く、その適度な緊張が好感を持ちます。今年度は薬の飲ませ方、リハビリ、耳と他にもテーマがありましたが指導された教官の御苦労に感謝します。当然質疑応答もあり彼女ら返答に困る場面もありましたが、よい経験になったことでしょう。今春から現場に立ち、きっと皆さんのお役に立てると思いますのでどうぞ暖かい目で育ててください。

 暖冬で慣れた体にここ数日の寒さが身に応えます。大寒は過ぎたものの一年で一番寒い季節になります。今季二度の積雪で皆さんもびっくり、戸惑うばかりと思います。車での通勤もままならず当然お困りでやむなく公共交通を利用されたことでしょう。この日のために用意周到スタッドレスタイヤに履き替えスイスイ?のろのろと走っている車を横目で見ながら久しぶりに満員電車に乗りました。普段は車で移動をしていますが今回は用心して地下鉄を利用しました。学生さん、サラリーマン、OLさんと老若男女の通勤姿を見、その混雑に身をゆだねたのは何十年ぶりで乗降にも苦労しました。また雪道でお散歩のワンちゃんたちを見かけました。さすがに寒さで震えている様子で足の裏もきっと凍えるほど冷たいことでしょう。もう少しすごしやすい暖かくなる日が待ち遠しいです。

判官びいき

年の瀬、お世話になった方に御挨拶とデパートへ買い物に出かけました。いまやデパートも大変、ネットショッピング、スーパーマーケットで用が足りる時代になり苦戦が続いていると聞きます。名古屋市内M4軒、T1軒と数ある中で皆さんきっとお気に入りのお店があると思います。私が出かけたのはその中創業400年と名古屋で一番古いと言われるデパートです。遠い昔は普段着から余所行に着替えなければならないところでした。屋上遊園地、食堂が楽しみでせがんで買い物についていったのを覚えています。今や車で簡単に軽装で行けるようになり昔のように特別な存在ではなくなったと思います。毎月各デパートの売上高が新聞紙上に掲載されているのを興味深く見ます。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのT屋、いつも低迷するM屋、何か成績表を見るようで気になります。考えてみると名古屋を代表するM屋の凋落ぶりが目立ち半ば大阪のお店に乗っ取られた感です。他のM屋も同様年を追うごと売上高が下がりその行く末が心配です。一時はT屋の支援があった時期もありましたが今は中部財界資本、孤軍奮闘で頑張っていると聞きます。その名古屋老舗のデパートの危機と知り心配です。そこで微力ながらのお手伝いは、利用することが支援と考えます。栄枯衰退、弱肉強食仕方がありませんが少しだけでも応援したくなりました。

骨折

 久しぶりに猫さんの骨折を診ました。以前は交通事故が多く診察、手術をしたものでしたが近頃は室内飼が多く事故に遭遇する機会がなくなったのでしょう。それとも交通安全教育が猫さんの社会にもあり母猫が子猫にネズミ取りを伝授するように徹底されているのでしょうか?ここ最近室内飼の子が骨折で来院しました。一例は前肢中手骨人で言えば手の甲の部分、もう一例は後肢中足骨足の甲でした。どうして起こったのかわかりませんが手術の必要がありました。手術は毎日のようにしますが骨折は久しぶり、整形の手術になります。さほど難しい術ではありませんので私の病院ですることにしました。今では専門医の先生がいらっしゃるので難易度の高いものはお願いすることが多くなりました。今では器械、情報、成書が充実しています。高価で物がなかった時代、こつこつと長年かかって揃えたものの出番です。手術は難なく終わり後は治るのを待つばかりです。これからが正念場。当然のごとく猫さんは傷を保護、労わってくれませんので骨折が完治するまで心配です。これから何事もなく不自由なく走り回れることを期待します。

新旧交代

 数日前新しい発見。男子厨房に入らずと教育されて育った世代です。料理をするのを見てびっくり。その日の献立はたまたまマカロニグラタンだったのですが、私の頭にはマカロニは下ごしらえが必要という考えがありました。当然ゆでてから始めると思いきやいきなり鍋の中に入れて作り始めました。しばらくすると出来上がり、確かにインスタントものでしょうが美味しくいただきました。若い世代に聞くとごく当たり前との答え。へえーと感心することしきり、相当な時間の短縮があり色々とうまく段取りができることでしょう。着実に時代は変遷しています。近頃浦島太郎状態でいかに世間知らず、井の中の蛙状態を痛感しております。専門バカ、どうしてもこの業界で長く生きていた性でしょうか。うちの病院でも若いスタッフに手伝ってもらっておりますが新たに先生も増え教えてもらうことばかりです。年末を控え大掃除、整理整頓をしてもらっておりますが機械はもちろん書籍まで年代物から新品までたくさん出てきます。おかげさまでほとんどの機械類はそろっていますがまだ使えそうなものは新規開業の若い先生にあげるようにとってありましたが処分の対象にあがって困惑しました。しかし懇願し消耗品はいつものようにアフリカはケニアへ送ることで落着しました。人ならびに機械の新旧交代の時期と考えさせられました。