久しぶりに猫さんの骨折を診ました。以前は交通事故が多く診察、手術をしたものでしたが近頃は室内飼が多く事故に遭遇する機会がなくなったのでしょう。それとも交通安全教育が猫さんの社会にもあり母猫が子猫にネズミ取りを伝授するように徹底されているのでしょうか?ここ最近室内飼の子が骨折で来院しました。一例は前肢中手骨人で言えば手の甲の部分、もう一例は後肢中足骨足の甲でした。どうして起こったのかわかりませんが手術の必要がありました。手術は毎日のようにしますが骨折は久しぶり、整形の手術になります。さほど難しい術ではありませんので私の病院ですることにしました。今では専門医の先生がいらっしゃるので難易度の高いものはお願いすることが多くなりました。今では器械、情報、成書が充実しています。高価で物がなかった時代、こつこつと長年かかって揃えたものの出番です。手術は難なく終わり後は治るのを待つばかりです。これからが正念場。当然のごとく猫さんは傷を保護、労わってくれませんので骨折が完治するまで心配です。これから何事もなく不自由なく走り回れることを期待します。