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貴重な資料の数々で時間も忘れ茫然自失言葉も出ません。写真、遺品はもちろん記憶をもとに書かれた絵が全てを物語るようです。そこには平和な日常の生活が奪われた世界しかなく希望も未来も期待できなかったと感じます。訪れる人はほとんど若い人達、おそらく花粉症ではなく鼻水、涙を忍んでふく姿を見聞きしうれしい。今ではそのようなことがなかったようにおしゃれな路面電車が行きかう広島の街、確かに戦争には誤った科学の進歩はあるかもしれないし核兵器保持による世界の緊張平衡があるけれど使えない武器を持つ意味を問われます。先日奇しくも水爆実験にあった第五福竜丸の乗組員が亡くなられたニュースもあり未だに世界ではその後遺症で病んでいる方の存在があります。有名な話ではキューバ危機に使用されそうになったとか、さすがに思いとどまったと聞きます。映画猿の惑星にならなかったのは幸いです。なかには核兵器を放棄した国もあれば核兵器禁止条約を無視する国あり、未だに各地で紛争、戦争が絶えません。戦争放棄を宣言、謳う平和な日本、尊い命の代償です。先人たちに恩恵を受け感謝し生かされている次第です。