さば、サバ、鯖

 今回も食べ物の話です。皆さんご存知のようにサバの漁獲量が少なく大手水産会社が軒並みサバ缶の値上げが発表されまた一部では製造も取りやめたとも聞きました。世界の大衆魚でサバ好きな私には少し悲しい。マサバ、ゴマサバとあり夏が旬のゴマサバ以外はすべてマサバでしょう。道理で魚屋さんを覗いてもサバちゃんの顔を近ごろ見ません。今旬で脂の乗った寒鯖の季節で塩焼き、みそ煮、しめさばなど美味しく頂ける、関サバ、金華サバ、松前サバと高級ブランドサバがありますが高価でなかなか口にするのも難しい。またアニサキスなる寄生虫、蕁麻疹の発症と敬遠されがちですが正しく理解、調理をすれば問題ないと思います。高級魚になりつつありこの先が心配になります。ノルウェーからの輸入物が多くなりましたがやはり近海ものがうれしい。そこで近頃は養殖もされるようになり安心してお刺身がいただけアニサキスの心配は解消されました。丸々と太った大きなサバは見かけることはなくなりました。これも資源の枯渇の始まりにならなければといらぬ心配をしています。牛乳に続きサバなど青魚の嫌いな方には今回も申し訳ありません。